こんにちは!HOPPA東灘園(兵庫県神戸市小規模認可保育園)です!
少しずつ暑い日も増えてきましたが、子どもたちは変わらず元気いっぱいです!
さて、今回のブログでは子どもたちの創造力を引き出す「製作活動」についてご紹介します。
HOPPA東灘園では、0~2歳児という乳児期の発達段階に寄り添いながら、子どもたちひとりひとりの「感じる力」「考える力」「表現する力」を大切にしています!
まずは乳児期に創造力を引き出すための4つのポイントをご紹介します!
⓵感覚を使った体験
触覚・視覚・聴覚を刺激する素材を使うことで、感覚的な興味を引き出します。
⓶結果より過程を大切にする
きれいな作品を作ることではなく、「触る」「握る」「こする」「つける」といった過程を重視します。
⓷自由な表現ができる
正解や決まりがない活動にすることで、子どもの自由な発想を大切にします。
⓸安全な素材を使う
何でも口に入れやすい時期なので、誤飲の危険がない素材や無害な絵の具などを使用します。
これらを配慮したうえで保育園では毎月の製作活動を行っていますよ。
ではここからは、実際に子どもたちが楽しんだ6月の製作活動の様子を見ていきましょう❣
今回のテーマは6月4日の【虫歯予防デー】にちなんで、「カバの顔」を作りました。
子どもたちは青、水色、紫の画用紙で用意されたカバの土台に、それぞれが自由に表現を楽しみながら製作を進めていきました。
シリウス組(2歳児)は目と頬を描き、歯は白画用紙を使って“一回切り”のハサミにも挑戦しましたよ!
ベガ組は目と頬のシールを貼ったり、口の中に白い歯や歯ブラシを自由に貼って楽しく表現しました♪
「どこに貼ろうかな?」「どんな形にしよう?」と考えながら進める中で、子どもたちの中にある小さな創造力が自然と引き出されていきます。
ペンを使ってぐるぐる描いた目や、歯の位置などにもそれぞれの個性が現れて、ユニークで可愛らしい作品が完成しました💛
完成後には、歯ブラシを使って「ゴシゴシ!」と楽しそうにカバの歯を磨く微笑ましい姿も見られました💛
大人が正解を示すのではなく、子ども自身の「自分でやってみたい」「こうしてみたい」という気持ちを大切にすることで、創造力や意欲が自然と育まれた活動となりました。
次に紹介するのは、シリウス組の色と色をつないでつくる「虹」です🌈
透明なラミネートフィルムの裏に虹の下絵を置き、その上に花紙をちぎって貼っていくことで、少しずつ美しい虹が完成していきました!
花紙の「色を選ぶ」「形をちぎる」「貼る」というひとつひとつの動作は、乳児さんにとっては大きな創造の一歩となります。
同じ色を探したり、「この色をここに貼ってみたい」という気持ちが自然と溢れ、それぞれの感性が作品に表れていました。
色の重なりや並べ方にも個性が光り、ひとりひとり違う“自分だけの虹”が完成しました。
子どもたちは、「どうなるかな?」「やってみたい!」という創造の世界を楽しみながら、表現の喜びを感じていたようです。
最後にご紹介するのは、ベガ組(1歳児)の花紙で描く「雨粒」です💧
透明なラミネートフィルムの上に、色とりどりの花紙を自由に貼り付けて、子どもたちの思い思いの雨粒を表現しました。
「どこに貼ろうかな?」「こんな色がいいな」「ちょっと重ねてみよう」そんなひとつひとつの選択が、子どもたちの自由な発想や表現力として表れていました。
今回は職員が「雨粒」の形にカットして作品を仕上げました。
色の配置や貼り方はさまざまで、小さくちぎって貼る子もいれば、ダイナミックに大きいまま貼る子もいて、それぞれ違った表現の雨粒ができあがりました。
「ちぎる」「つまむ」「貼る」といった動作を通して指先の発達を促すと同時に、自分で考えて作る体験が創造力の土台となっています。
製作活動では「上手」「きれい」と評価するのではなく、「たくさん色を使ったね」「ぐるぐるした線が面白いね」など子どもの表現や過程を言葉で受け止める声かけを大切にしています。
無理にやらせることはせず、ひとりひとりのペースに合わせて自由に取り組めるよう心がけています。
乳児の製作は「創る」ことよりも「感じる・動かす・表現する」ことが目的です。
結果ではなく過程を大切にし、感性を尊重しながら遊びの中で創造力の土台を育てています。
園での製作活動について、少しでも伝わりましたでしょうか?
今後もこうした遊びの中で芽生える創造力と、“つくる楽しさ”を味わえる製作活動を大切にしていきたいと思います。
次回のブログもお楽しみに✨
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