【レポート】手作りおもちゃコンテスト2024　表彰式✨

2024.10.25

ニュース【レポート】手作りおもちゃコンテスト2024　表彰式✨

【2024年9月8日（日）手作りおもちゃコンテスト2024表彰式を開催しました！】

「全国の保育学生さんを応援する企画」として2022年から開催されている「手作りおもちゃコンテスト」。

今年は、北海道から沖縄まで全国167チーム511名からエントリーがありました。

2024年9月8日（日）一次審査を突破した49チームを招待し、WEB表彰式を開催しました。

当日は、特別審査員のわくわくさん・東京おもちゃ美術館の貝原亜理紗さん・前年度最優秀賞チームを指導なさった金沢学院大学講師森舞さんにも参加いただきましたよ★

最優秀賞をはじめとした12チームの各賞を発表をする中で、特別審査員の皆様にも選出ポイントをお伺いしました♪

わくわくさん【わくわくさん賞】

今回も本当に悩みました。どの作品にも製作者の思いがにじみ出るものばかりでした。その中で、私が選んだ理由としては、私好みの「柔らかさ」「色使い」「デザイン」に心惹かれたからです。そして、これらは２歳児でも心惹かれるであろうと考えたからです。製作者の心の優しさまでも感じられる作品です。さらに、紙パックという私が好きな材料を使っている点もよかったです（笑）。これからも心温まるおもちゃを作ってください。

東京おもちゃ美術館　貝原亜理沙さん【東京おもちゃ美術館賞】

２歳児が「自分で布絵本をめくりながら遊ぶことができる」ことに加え、「保護者と一緒に遊ぶことにより、コミュニケーションが広がる」という点が選出の大きな理由です。また、絵本のテーマが「生活の流れを遊びながら体感する」という点も、おもちゃを介したコミュニケーションが、多世代の人間社会の中で「生活する」ということに繋がっていて遊びごたえがありそうです。

水口審査員長【審査員長賞】

今まで見たことのないインパクトのあるおもちゃでした。髪の毛が２wayに変化したり、歯ブラシを使って、ばい菌を洗い流したり、子どもたちが歯磨きに興味を持つための仕掛けや工夫が凝らされているだけではなく、遊んだ後には片付けまでできるよう考え抜かれた作品でした。大きな口を開ける愛くるしい「この子」の名前は何と言うのでしょうね。

金沢学院大学講師森舞さん【メンバーシップ賞】

４色カラーの柔らかい素材で作られた積み木のアイデアがとても素晴らしいです。縫製も丁寧で、マジックテープの角の処理まで気配りができている点も子どもたちの目線に立っているのが伝わります。スポンジとフェルトでできているため、お手入れの際に丸ごと洗えるのもグッドポイントです。それぞれの形で異なる音が鳴る点も面白く、この積み木のおもちゃで子どもたちが想像力を無限に広げながら遊ぶ姿がイメージできます。

表彰式の最後には、特別審査員の皆様と水口審査員長より作品全体に対する講評がありました。

（水口審査員長講評）

今回参加いただいた学生の皆さん、わくわくさん、貝原さん、森先生、運営スタッフの皆さん、本当にありがとうございます。素敵な表彰式ができたのかな、と思っています。今年は過去最多エントリーをしていただき、非常に嬉しく思います。すべての作品を拝見しました。そのひとつひとつ「時間をかけて作っていただいたんだな」「こういうところを工夫されたんだな」と感じ、皆さんの思いをなんとかお返しができればと考えながらこの場を作ってきました。残念ながら受賞されなかった作品もあったのですが、この場ですべてのチームに賞を差し上げたいと思うくらい皆さんの努力を強く感じました。この経験を糧に「来年もがんばるぞ！」というチームが出ていただければ嬉しいですし、いよいよ社会に出られる学生さんもいらっしゃると思いますので、何かあったときに自分の支えになるきっかけであったり何かを生み出す原動力になればありがたいなと思います。また来年も開催しますので、今この瞬間から皆さんのアイデアを出していただき、さらなる作品が集まることを期待しております。本当に皆さんありがとうございました。

受賞された皆さん、本当におめでとうございました！

「手作りおもちゃコンテスト」が、参加された皆さんにとって成長のきっかけになることを願っております♪