・HOPPAでは年間を通じて、様々な研修を行っています。
2023年度【HOPPA】English teachers研修ブログはコチラ!
今回は、HOPPA全体研修の様子を広報担当がお伝えします。
昨年11月、各施設の職員が各拠点に集い『全体研修』を行いました。
HOPPAで働く先生たちが、理念・スローガンである「ひとりひとりを大切にする保育」「100年続く園づくり」を改めて考える、そして日々の保育・教育の目標を全員で共有する場になりました
HOPPAは、子どもたちの性格・能力形成の根幹となる乳幼児期に携わっています。だからこそ、「最高の環境のもと、子どもたちの未来を育んでいきたい」という想いを持ち、保育園を運営しています。
2011年に第1号園を開園以来、今日全国に95園、理念を共にする仲間は1400名以上のグループへ※(2024.2時点)と成長しました。
さて、本題に入る前に..ここで一つ皆さんに質問!
今の子どもたちが社会を担うことになる20年後は、一体どのような社会になっていると思いますか?
それは、きっと今とは違う社会になっているはずです。
私たちも予測できない社会の中で生きていく子どもたち。
子どもたちの将来を考えれば考えるほど、どういう教育や環境を与えることが、子どもたちにとって良いのか答えがわからず悩んでいる保護者の方も多いのではないでしょうか?
質の高い教育の機会を与えることだけが、本当に子どもたちにとって良いことなのか?
どうすれば「将来に役立つ能力や予測困難な時代を生き抜く力」を育てることができるのでしょうか。
保育現場にいる私たちも、子どもたちにとっての最善策を考え、日々模索しています。
HOPPAの母体は、京進!約40年以上にわたる学習指導の中で培ってきた教育のKnowhowを私たちは持っています。
その知識や経験を活かしたHOPPA独自のオリジナルプログラムを乳幼児期に取り組むことで、これからの時代を生きる子どもたちの「生きる力」を育み、子どもたちの可能性を広げていくことを目指しています。
今回の研修の中で、我々がなぜ乳幼児期の環境を大切に考えてオリジナルプログラムに取り組んでいるのか、その背景についてお話がありました。
少し難しい内容なので、『ほっくん』と『ぱっくん』と一緒に研修の内容を見ていきましょう。
ほっくんとぱっくん!「ペリー就学前計画」という社会実験を知ってるかな?
その通り!ペリー就学前計画は、1962年から開始され、現在も追跡調査が続いている、アメリカ・ミシガン州のペリー小学校付属幼稚園で実施された研究のことだよ。
40年にわたる実験から明らかになったことは、幼児期の教育がその後の人生に良い影響を与えることがわかったんだ。
ほっくんとぱっくん!下の『ペリー就学前計画の表』を見てみるとわかるんだけど…
ペリー就学前計画では、幼児教育を受けた子供たちが成人後、雇用や経済状況が安定し、人生をよりよく過ごせることを実証したんだよ。
そして日本でも、幼児教育の重要性が高まっているんだよ。知ってるかな?
その予定だよ!日本の文部科学省は、急速な少子高齢化の進行や諸外国における幼児教育の取り組みを踏まえ、幼児時期の教育がその後の子どもたちの成長にどのような影響を与えるのか、長期の追跡調査を今年から実施すると言っているんだよ。文部科学省は、この調査を通じて、効果的な教育プログラムの開発につなげたいと考えてるみたいなんだ。
幼児期に論理的思考力や課題解決力などの自己の力を培っておくことは、将来、勉強や仕事が行き詰ったときも「やり方を変えてみよう」と切り替えて進めることができるため、認知能力を伸ばす力にもつながるんだよ。
HOPPAでは「英(国際力)・知(学ぶ力)・人(生きる力)」という3つの力が育つ保育を目指していて、それぞれの力を育むためにつくられたのがHOPPAのオリジナルプログラムなんだ。
国際社会で活躍できる英語力を身に付けるための「English time」、図形的思考や表現力など能力の素地をつくる「知育time」、そして課題解決のプロセスを見つけ出す力を育てる「プログラミングレッスン」があるんだよ。
また、今後の国際社会を見据え、各園に可能なかぎりネイティブスタッフを配置し、園生活もネイティブの先生と一緒に過ごすことで自然と英語に触れられる環境づくりにも努めているんだ。
それだけじゃないよ!「見通しを立てて物事に取り組む力を育てる」「最適なやり方を考え選ぶ習慣を身に付ける」といった、“プログラミング的思考”の育成を図るために、4歳児クラスからプログラミングレッスンにも取り組んでいるんだよ。
ほっくん・ぱっくん、HOPPAがなぜ乳幼児期の環境を大切に考えてオリジナルプログラムに取り組んでいるのかわかったかな?
では、続けて研修の後半も一緒に見ていこう!
研修後半では、先生たちが日々おこなっている知育timeの振り返りをおこなっていたよ。
ほっくんとぱっくん、先生たちが日々の知育timeの中で大切にしていることって何だと思う?
そうだよね。「できないといけない!」になってしまうと、楽しくなさそうだよね。HOPPAの知育timeは、勉強として行うのではなく、遊びの中に取り入れて楽しみながら取り組むことを大事にしているんだよ。
先生が一方的に教えるのではなく、「やりたい・知りたい・確かめたい」子どもたちの願いを達成させてあげる場を作ることを大切に取り組んでいるんだ。
これはね。知育timeの良い点や改善点を先生たちで共有し、知育timeの方法を見直しているんだよ。
子どもたち役と先生役に分かれて知育timeを行うことで、日々自分が取り組んでいる知育timeを子どもたち目線ではどのように感じるのか、客観的な意見を聞くことで気づきや発見につなげているんだ。
そうだよ!ちなみに、今年の目標は2歳児クラスの終わりまでに「育ちの土台」を育み、5歳児クラスの知育指標達成率全項目80%以上になるように取り組むんだよ。
もちろん!無理に教えこむようなことはしないよ。HOPPAでは、子どもたち一人ひとりの知育指標をもとに成長を見守っているんだよ。
子どもたちの得意を可視化することで、家庭と園が共に子どもたちの今の姿を共有し成長を支えていけるように取り組んでいるんだ。
いかがでしたか?今回は昨年行われた全体研修を、ほっくん・ぱっくんと一緒に振り返ってみました。HOPPAの取り組みに、少しでも興味を持って頂けたら嬉しいです。
HOPPAではこのような全体研修以外にも、年間を通して危機管理・安全対策など様々な研修を行なっています。
こうした研修を通して、保育士そして全ての職員が保育理念のもと、ひとりひとりを大切にした保育の提供を目指し取り組んでいます。
全ては子どもたちの笑顔のために、気持ちを一つに、熱意と信念を持ち「保育の更なる質的向上」を追求していきます。