立秋を迎え、ようやく暑さの折り返し地点にきましたが真夏の日差しが園庭を照り付け、もうしばらくの間、暑さとのお付き合いが続きそうです。
先日、世田谷消防署の方にお越し頂き、全スタッフで救命救急講習を受講しました。今回は子ども達の様子をご紹介するブログはお休みして、その様子をお伝えしたいと思います。
HOPPA世田谷経堂園では、子ども達が安全な環境で・安心して活動できるよう全スタッフでミーティングを行ったり外部研修に参加したりしています。
今回は全スタッフが救命救急講習を受講しました。
全スタッフ真剣にお勉強中!!救命講習テキストを使いながら心肺蘇生・AEDの使い方・気道異物除去を学びました。
まずは心肺蘇生です。
- ①周囲の安全確認
- ②反応の確認
- ③大声で助けを求め、119番通報とAEDの搬送を依頼する。
- ④呼吸の確認
- ⑤心肺蘇生開始 (1)胸骨圧迫 (2)人口呼吸
順番にポイントを説明してもらいながら、実際にお手本を見せて頂きました!!
いよいよ私たちも実戦練習開始です。
大声で助けを求め119番通報とAEDの搬送を依頼するときは、誰に何をお願いをしているのかがはっきりわかるよう
「あなたは、119番通報してください」
「あなたは、AEDを持ってきてください」など人を指定して具体的に協力をもとめることが大切。
心肺蘇生の胸骨圧迫は、
十分な強さと、十分な速さで絶え間なく圧迫する。
圧迫の強さは5センチ
圧迫のテンポは1分間に100~120回
そして人工呼吸は
・気道を確保し鼻をつまむ
・口を全て覆う
・胸の上りが見える程度に2回吹き込む
※胸骨圧迫30回と人口呼吸2回の組み合わせを絶え間なく続けること!!
※心肺蘇生の中止時期
・救急隊員に引き継いだ時
・傷病者に何らかの応答や目的のあるしぐさが現れた時
・普段通りの呼吸をし始めたとき
など、大切なことをたくさん学びました。
次はAEDの使い方です。
音声メッセージに従い行うので、慌てることなくガイダンスを聞くことが大切です。
電極パッドは大人用・子ども用の2種類があり、貼り方が違いますが、その点についてもAEDに書いてあるので安心です。実際に訓練用のAEDを使い練習しました。
最後は気道異物除去です。
背部叩打法・胸部突き上げ法という2つの方法を学びました。
とってもびっくりしたのが65歳以上の窒息したもの上位10製品の第1位が「おかゆ」と言うことです!!
保育園でも離乳食でおかゆを食べるので、気を付けないといけないと全スタッフ学ぶことが出来ました。
まだまだ暑い日が続き、HOPPA世田谷経堂ではプール遊びも楽しんでいます。夏ならではの遊びはたくさんありますが、その際は熱中症にも注意しなければいけません。
いざというとき全スタッフが行動できるように、避難訓練と同様に今回学習した救命講習も訓練したりミーティングの時に話し合ったりして、今回だけで終わらせないようにしていきたいと思います。
世田谷消防署の皆さま、ご指導いただきましてありがとうございました。
今回は先生たちの救命救急講習の様子をご紹介しました。次回もどうぞお楽しみに✨