先日、京進のほいくえんグループの全体研修が行われました。全体研修のテーマの一つとして取り上げたものは、子どもたちの大切な食事に関係する「アレルギー・離乳食」。
今回のブログでは、アレルギー・離乳食研修の様子をご紹介します。
私たちは、生涯食べ物を摂取しなくてはなりません。食べる力を育てることは、生きる力を育てることにつながります。乳幼児期はエネルギーや栄養素を体に取り込むだけでなく、食嗜好の基礎を培い、将来の食生活にも影響を及ぼす等、成長に重要な意味を持つ時期でもあります。
特に、初めて食物に触れる離乳期は、離乳食の意味を知り、適切に進めていくことが重要です。
「食を営む力」を培い「生きる力」に発展させるために、保育園でも「食」について調理・保育が同じ認識を持って進めていくことが大切です。
離乳食の意義と進め方を理解するため、離乳食の必要性や、子どもたちの発達を理解し移行していくこと、食べる力を引き出す方法など、研修に参加した保育士・調理の先生たちは離乳食に関する知識を再確認していきました。
園内で食事を提供するうえで、必ず知っておかなければならないことは「食物アレルギー」に関することです。
身体にとって有害ではないものに免疫が働き、様々な反応を引き起こすアレルギー。食物アレルギーの症状は、皮膚症状などの軽いものから、命の危険のある思い全身症状(アナフィラキシー)まで多岐にわたり、口から入るだけでなく、触れたり吸い込んだりしただけでも発症することがあるので、厳重な注意が必要となります。
そんなアレルギーについて、症状や事例も合わせて説明していきました。
事例の内容をきいたうえで、万が一自園で誤食が発生した場合の対処法や、その原因を踏まえたうえでの事前対応について話し合う、グループディスカッションも行いました。
各グループにいる、保育士・調理の先生たちが意見を出す姿は真剣そのもの。
子どもたちが安心して給食を楽しめるように、先生たちはとても真剣な顔で、お互いの意見を聞き、発表を行いました。
大切なお子様をお預かりするにあたり、もっとも大切な安心と安全。それがあって初めて、子どもたちは楽しく保育園で過ごすことができます。これからも、子どもたちが安心・安全に過ごすことのできる環境をつくると共に、食を楽しみ、生きる力を育むことのできる場所として、あり続けたいと願います。
今回は、アレルギー・離乳食研修の様子をご紹介しました。次回もどうぞお楽しみに✨