HOPPAでは子どもたちの安全を守るために月1回の避難訓練を必ず実施しています。
子どもたちがあわてずに済むように、落ち着いて行動できるように。そして有事の際にどう動くべきなのか、私たち保育スタッフにとって大切な確認の時間でもあります。
このところ消防署の方が来てくださったり、プールの時間における避難訓練だったりと、ちょっと特殊な会が続いた避難訓練。10月は基本に立ち返り、火事でも地震でも同様に行う内容・先生の指示で最初の安全確保のポーズをとること、一同に集合しての点呼、防災ずきんをかぶること、階下への避難を課題にしました。
前期中は全クラス「お!おさない、は!はしらない…」と避難訓練があることを説明してからの流れでしたが、後期に入り、Big kidsには本番同様「急にやってくる」中での訓練にしています。
前日の大雨で園庭集合と階下避難が出来なかったので、その時間を使って、サイバーレッスンのお部屋で通常の振り返りといつも訓練中に持って来る3つの非常持ち出し袋についてのお話をしました。
「こっちの袋には笛をつけています、どうしてかな」「何か、たすけてー!の時にピーッとやると聞こえやすいってこと?」「その通りです。」
「この中には飴やクラッカーが入っています」「ええ!!お菓子?!」「お腹すいちゃうからじゃない?」「そうだね。非常食といって日持ちするものの一部です。」
「そしてここには新聞紙とビニール袋が入ってます。どうするためだと思いますか?」「うーん」「建物が崩れたり本当に大変な時にこの2つでトイレの代わりを作るんだよ。新聞紙だけなら寒い時に毛布替わりに役立ちます」「へえ、すごい。」
その他、ラジオ、懐中電灯、ブルーシート、ハサミ…と、Q&A方式でのお話し中、子どもたちは誰も怖がらず、泣かず、スピカさんでさえ、持ち出し袋のお話に聞き入ってるようでした。
お話が終わった後、一人のBig kidsが それ、しょってみたい。と申し出ました。どうぞどうぞ!
「お、重~~~い!!!」「私も持ってみる」「ぼくも背負いたい」「わー、ひっくりかえるー!」
「大事な物、いろいろ詰め込んでるからね。」「そっか!パンパンだよね!」
この日のお話では、火事や地震や、危ないことは急に起こるかも知れないけれど、先日の消防士さんや先生、大人たちなど助けてくれる人がいるということ。そして、その時にいる道具は何なのか、どんな時に使うのか、知恵と工夫で非常時も乗り切れるんだ、ということを伝えたいと思いました。
みんなの目の輝きと落ち着いた返答を見た限り、きっと理解してくれたのではないでしょうか。
もちろん何事もないのが一番ですね!
そんなブログを書いているまさに今、数日後に台風接近のニュースが。一斉メールや掲示をして、先回りして皆さんの安全をお祈りします。
皆さん、温かくして、そして無事に過ごしてね!
今回は10月の避難訓練の様子をご紹介しました。次回もどうぞお楽しみに♪