今回のブログはやすこ先生がお送りします。
2016年9月。ある女の子がHOPPAにやってきました。 彼女はアメリカで2年過ごしてからここに戻ってきたのです。
そう、彼女はHOPPA世田谷経堂の1期生の園児。最初は緊張していたものの、3歳の時に遊んだお友達の顔を見つけると、緊張で固かった表情が、ほっとした様子にみるみる変わって行きました。
そしてBig kidsのムードメーカーとして、 小さい子どもたちには心強いお姉さんとして、HOPPAでの生活を思い切り楽しんで、学びながら大きく成長してくれました。
“同期入園”のお友達の中で、一学年お姉さんの彼女はこの春で卒園。
年中さん以下、ベガシリウスのみんなで 3/29に「卒園をお祝いする会」を開催することになりました。
式の準備は1か月前くらいから少しずつ始まりました。 Tiffany先生と相談して、送り出すメンバーも一緒に歌うので “Stand by me”がぴったりだと思う!ということに。さっそく2月の最終週から、みんなで曲を聴いてみましたが、 裏打ちのリズムでちょっと難しそう。
でもスタッフ一同、あのクリスマス会の演目が出来たのだから大丈夫!と妙な自信がありました。
振り付きでもう1つ英語の曲と、日本語の手話が入った歌も歌うことに。 シリウスさんは3月に入ってからは恒例のパネルメッセージの練習も行いました。
卒園者の Sちゃん自身は2月から卒業制作の本のArtを作ったり、最後2週間では「お礼の言葉」のスピーチを練習する毎日でした。
お歌や手話が少しずつ出来るようになってきた頃にはもう、 Sちゃんも送り出す側の子どもたちもしんみりしたり、泣き出す子もいました。「もうすぐだね」「さびしくなっちゃう」などの声も出始めました。
みんなそれぞれの分かる範囲で特別な日が近付いていることが感じられるのですね。「心に残る良い会にしましょう。みんなで気持ちを込めて送り出してあげましょう。」と話すと、恥ずかしがり屋さんの子も一生懸命声を張って、練習に取り組んでくれました。
そして当日!桜もほころび始め、春らしいお天気のいい日になりました。
「卒園おめでとう。3歳の頃のあなたがパンフレットに載ってた時期があって、 ずっと前から知っていた気がしましたよ。」ご挨拶の園長先生も目を潤ませて、お話ししました。
続くお父様のHOPPAで過ごした日々への感謝の言葉にも、 しっかり顔をあげて聞き入るSちゃん。 ベガの子ども達も特別な空気の中、しっかりお座りしてお話を聞いてくれました。
さて、Sちゃんも交えてみんなで歌のお披露目。背中に腕を回しての“Stand by me”!Tiffany先生の指揮のもと、合唱隊は大きな声で歌い上げました!
お席に座ってるベガさんからも♪「Darling~ darling,Stand! By me!」と声援が!!
“Thank you”も振りを乱すことなくとっても上手に歌いあげ、一番練習した手話付きの“ビリーブ”も大きな声と振りで全身で心を込めてのパフォーマンスとなりました。
パネルメッセージではみんなで力を合わせて、「小学校に行っても忘れないでね!」とメッセージを伝えることが出来ました。
本番が一番上手で大きな声で、とてもかっこよかったよ!在園児みんなの気持ち、きっと伝わったはずです。 賞状のお渡しが終わると「お礼の言葉」になりました。
みんなとドングリ拾いをした思い出や、音楽リズムが楽しかったこと。 English の歌や百人一首を今でも忘れていない事、お父さんお母さんお兄ちゃんへのお礼の言葉そしてみんなへの感謝など...
長い文面でしたがよく頑張ってスピーチできました。 親御さんも涙、先生もごあいさつで言葉が詰まってしまいました。 そして、在園児の歌“思い出のアルバム”に送られての退場です。
感動的な場面は一転して、会場に戻り「みなさんお疲れ様でした、Sちゃんと頑張ったみんなに拍手!!さあ集合写真を撮りましょう!」というと「それー!!」っと前に出てくる子ども達!Sちゃんも緊張が解けて笑顔が一気に晴れやかになりました。
お見送りも、いつまでもみんなからのHug, hug♪
こんな風に送り出せて、こんな風に送られる子を出せて、心から嬉しかったこの日。 来年は卒園者が増えて、この名称での会は最後になります。 きっといつになっても忘れないでしょう。関係者の皆様、心温まる時間をありがとうございました。
p.s. 昨年に引き続き、どうしても変顔リクエストが入るんです。。。
でもこれも思い出だね!仲良しKids、hooray !!